荒木 哲雄

あらき てつお (冬青会)

故・鳥巣水子氏が主宰された「冬青会」に所属。
家業は、ふとん店を営まれている。
木綿の優しい風合いに魅了され制作することとなる。
常に、新しい事にも挑戦され優しい人柄が作品の表現から伺える。
冬青会の方々に集まって頂き、色々と打ち合わせをする時にはいつも私の隣に座られ熱心に話を聞いて下さる。
また、これからの作品作りの事なども聞かれたりと真っ直ぐなお心をお持ちである。


略歴

1947年 長崎県に生まれる
1989年 西部工芸展(福岡)初入選 以後、入選7回
1997年 全国民芸館展(東京)入選
2001年 織りと紡ぎ展(京都)初入選以後、入賞2回

八寸
「早春の輝き」

手紡木綿糸を経緯に用いて、草木染で縞を主に絣を効果的に使い春の野原に優しい陽の光が射している情景を表現。



八寸
「夜櫻 A」

部分的に手紡木綿糸を用いて、桜が月の光に照らされている様を表現。染料は草木染。