いしい ゆみこ

いしい ゆみこ

味わいのある糸を好んで作品の表現に使われる。
その糸をどの様にすれば美しくなるだろうかと、いつも考えておられるのだと思っている。
話をしていても、とても自由な発想でありながら新しい作風を模索されていて新しい作品を拝見するのがいつも楽しみでもある。


略歴

東京都世田谷区出身
女子美術大学 芸術学部 工芸専攻卒業

1979年 日本民芸館展入選を皮切りに数々の公募展に入選・入賞
     グループ展などに参加
1984年 新宿伊勢丹・府中伊勢丹・恵比寿三越・銀座三越・池袋東武・銀座陶悦・青山桃林堂などの企画による個展に繰り返し出品
     また、クロワッサン・太陽・NHK総合テレビ等メディアに度々取り上げられる
2010年9月 第21回全国染織作品展にて意匠賞を受賞
2011年11月 日本橋三越にて個展

八寸
「焦茶地・紋織縞・大・タッサーシルク」

緯糸にタッサーシルクを用いて紋織の変化を付けて地紋を市松状に構成した作品。
独特な地風で、締めた時に表情が出る。



八寸
「焦茶地・献上・崩し絣入」

緯糸は裂織と絣を併用し経糸の色との織色で変化を出している。
糸の違いによる表情が楽しめる作品。