みやひら かずお
東京の大学を卒業後、母である宮平初子氏のもとで首里の織物を学ぶ。
一夫氏は、妻である早苗氏と共に工房で自らの首里織物を創作されている。
伝統的な中から先人の確かな物づくりを学びつつ、現代に沿った織物とは何かを追求しながら、創作活動をなさっている。
一点ずつの物づくりを大切に考えられ、新しい柄を考えたりされる場合には試し織でどのようになるかを確かめ考えを掴めてから制作に取り掛かれる。繊細でモダンな作風である。
略歴
1946年 沖縄県に生まれる
1970年 中央大学法学部政治学科 卒業
1983年 宮平織物工房にて織物研修開始 母初子の指導を受ける
1984年 沖縄県伝統工芸指導所にて織物研修開始
8月京都 日本きもの染織工芸会主催の新人染織展に出品(入選)-首里花織手花帯地(兜柄-揚梅皮染)
夫婦で首里織工房開設
1986年 日本工芸会に妻早苗が出品(入選)-首里花倉織着尺20柄(ベージュピンク)
1988年 日本民芸館展に出品(奨励賞)、大阪民芸館買上となる-首里花倉織着尺20柄(椎木グレー染)
1989年 日本民芸館展に妻早苗が出品(入選)-首里道屯織着尺(紺)
1991年 沖縄県産品わしたショップ開設に参加の為、工房法人化の必要から妻と首里織工房 有限会社キューワを設立
1992年 沖展に早苗氏が出品(入選)-首里花織訪問着(椎木染ベージュ色)
日本民芸館展に夫婦で出品(入選)
一夫作 首里花倉織着尺・大柄(水色 緯多色)・首里花倉織帯地(茶地 濃淡)
早苗作 首里花倉織着尺20柄(ベージュピンク)
九寸・首里花倉織
「薄黄地・風 Ⅳ」
着尺・首里絽織入
「ベージュピンク地・和(絆)6色縞」
着尺・首里花織
「椎染・菱紋柄」
九寸・手花花織
「白地・うりずんの花」