かまが としこ (日本工芸会正会員)
いつも温かく見守って頂いている方の一人。
まだ何も分からない頃に色々と相談に乗って頂いて優しいお姉さん的な存在。
作品は、自然の草花をモチーフにデザインしそれに合った様々な素材を用いて優しい配色での型絵染の作品を制作。
略歴
1938年 福岡県生まれ
鈴田照次の作品に感銘を受け、1968年より独学で型染を始める
1973年 長坂中形の松原利男らに師事する
1976年 日本伝統工芸展に初入選し、同年第13回伝統工芸日本染織展で東京都教育委員会賞を受賞(78年・85年・86年に同展で日本工芸会賞を受賞)
1979年 日本工芸会正会員となる
2005年 福岡市文化賞受賞
2007年 第54回日本伝統工芸展で奨励賞受賞
形染の正統的技法を用いる一方、形の単位を超えた流動的な模様・淡く抑えた色彩・画面全体を覆う模様構成などが特徴的である

訪問着
「れんげ草」
染料: 顔料
春の訪れを告げる「れんげ草」をモチーフにした作品。
デザインを一方付けにし裾に向かって濃い配色に染分け、訪問着として制作。

九寸・絽地
「未央柳」
染料:顔料
生地は夏らしい変わり絽生地を用いて、未央柳を透明感のある色使いで伸びやかなデザインで表現。