鈴田 清人



略歴

1993年 佐賀県鹿島市に生まれる
2016年 金沢美術工芸大学 工芸科 卒業
2017年 木版摺更紗技術習得の為、父・鈴田滋人に師事
2023年 第57回 西部伝統工芸展(九州朝日新聞放送賞)
     第70回 日本伝統工芸展(日本工芸会新人賞)
2024年 第71回 日本伝統工芸展 入選
2025年 第34回 佐賀銀行文化財団 新人賞
     第59回 西部伝統工芸展 (福岡市長賞)


―木版摺更紗と甦る鍋島更紗―
江戸時代、渡来更紗(インド発祥)は、日本各地で染められる和更紗として広まりました。
特に、鍋島更紗は木版と型紙を併用する独自な技法と様式で、藩の献上品として作られていましたが明治の廃藩により一度途絶えることに・・・
しかし、秘伝書や見本帖などの貴重な資料が僅かながら残されており、祖父・鈴田照次はそれらをもとに技法の解明へ長年力を注ぎ、1972年に独自の模様表現で“木版摺更紗”として復元しました。

木版摺更紗帯地
「蒼晶」