志村 洋子

しむら ようこ

志村ふくみ氏を母に持ち、藍染に奮闘している母の姿を見て自身の生涯の仕事にすると決意される。
現在は、自然の美しさや生命力など自身の心に映し出された感覚を作品で表現。
紬糸を中心に生絹などでの作品も制作。


略歴

1949年 東京に生まれる
1989年 藍建てに興味を持ち、母・志村ふくみと共に都機工房を主宰
     以来、定期的に都機工房作品展を開催
1998年 「志村洋子展」を銀座・和光にて開催
1999年 「志村ふくみ・洋子展」を韓国・ソウル草田博物館で開催
2001年 「たまゆらの道 展」を東京・三越で開催
2008年 「月の象徴展」を玉川高島屋・京都・山総美術にて開催
2011年 初めての作品集「染と織の意匠 オペラ」を求龍堂より出版
2013年 京都市左京区岡崎に染織と芸術を学ぶ場として母・志村ふくみと共にArs Shimura(アルスシムラ)を設立
    GALLERY FUKUMI SHIMURAをオープンした
2015年 Ars Shimura(アルスシムラ)2校目として嵯峨校を開校した

訪問着
「木曾路」
染料:藍・栗・渋木

歌川広重晩年の傑作「雪月花」の「木曾路之山川」は大胆な構図と広重独自の色彩感覚で、見るたびに圧倒される。
その感動を一枚の着物に映して。



生絹・九寸
「月花」
染料:藍

経緯共に生絹を用いた作品。
金銀の糸ですくいの技法で月を織り出し、月光が降り注ぐ情景を表現。