きくち ひろもり
伺った頃から織りの事など色々と丁寧に教えて頂いた。
仕事熱心で、休みなく制作されている。
伺う度に、色々と考えてきた事を聞いてもらい、相談しながら制作頂いてきている。
奥様と三人で楽しい会話の中から、新しい作品が生まれる事もある。
草木染と化学染料を併用し、様々な織組織を用いて独自の地風を作り出されている。
格調高く繊細な感性の作品である。
略歴
1940年 八丈島生まれ
中学を卒業後、すぐに柳悦博氏に師事
住み込みで7年間修業を続ける
1962年 八丈島で独立
白洲正子氏がなさっていた「こうげい」の店に作品を納品
片野元彦・浜田庄司・芹澤銈介・古澤万千子などと交流を持つ
駒場の日本民藝館に、数年に渡り出品
訪問着・市松織
「グレー地・緑細乱縞に藍濃淡熨斗目段」
着尺・丸マナコ織
「茶無地」